ライ角79度J815

ドライバーのライ角をアップライトにしても、スライスは直らない?!


ドライバーのライ角をアップライトにしても、スライスは直らない?!

あちらこちらで、「ドライバーのライ角をアップライトにすると、ボールがつかまる!」と書かれていますが、

実は、ショートアイアンの場合のような、アップライトにしてフェースの向きが変わることによる、スライスが直る効果は期待できません。

まず、スライスの原因として例えば『3度』フェースが開いてしまっているとします。

平均的なドライバーのライ角は59度(2014年ゴルフクラシックさん調べ)。

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写真はブリヂストンJ815ドライバー ライ角を59度でフェースアングルを測定した状態。

かなりアップライトだと言われるドライバーで64度ぐらいです。平均よりも5度アップライト!
ロフト角が10度の場合、ライ角が5度アップライトに成ったことによるフェースの向きの変化は、

たった『0.55度』ほぼ誤差範囲に過ぎません。

ライ角 ライ角 アップライとに 影響を受けるフェース向き
1Wロフト10度 59度 5度アップライト⇒ 64度 0.55度
1W(例として) 59度 20度アップライト⇒ 79度 2度
PW 63度 4度アップライト⇒ 67度 2度

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写真は、5度ほどアップライトになるように固定し測定したフェースアングルです。

「ライ角がアップライトに・・・・・』といっても、ほとんどのモデルは2度程で61度前後。

同じようにロフト角10度の場合では『0.22度』。

ドライバーの飛距離が220yとすると、フェースの向きが0.22度変わると、左右に約2yの変化が出ると予想されます。

が、220y先の2yでは恐らくほとんどの方に影響が無いか、打点や軌道のブレによる変化の方が大きいと考えられます。

そして、今回のように3度オープンになったフェースにより、OBゾーンまで飛んでいるようなスライスを補う可能性は、ほぼありません。

雑誌アルバさんでも以前書かれていましたが、20度仮にアップライトであっても(79度になってしまいますが)

ようやく『2度』変化します。
(理論値ですので、フェースの形状や測定方法によって異なる結果になることもあります)

「ほら、スライス直るじゃん!」と言われてしまいそうですが、
以前、PRGR(プロギア)さんの新たなアドレス時のアングルで書かせていただきましたが、アドレス時は約40度前後でクラブを握って構えているというデータがありますので、

平均ライ角59度+アップライト20度=79度
アドレス時に測定ライ角より20度手元が下がると言うことは、79度+20度=99度

地面に対してアドレス時に直角を超えるライ角にしないといけなくなります。

アドレスしたら、トゥの先が見えるような感じです。書いていながらイメージが出来ません。

ロフト角に比例して、ライ角が変化した時のフェースの向きが変化します。
PW(ロフト角45度)の場合であれば、4度もライ角が違うとフェース向きは2度、左右への弾道の影響はおよそ10yのズレになります。

ライ角79度J815

アップライト方向に20度は無理だったので、フラット方向に20度(ライ角79度)で固定してフェースアングルを測定してみました。
予想通りの影響の少なさです。

ドライバーのライ角は、弾道のつかまりで何度と選ぶよりも、構えた時のつかまえやすいヘッドに見えるかどうかのイメージが大切です。
イメージと言うとかなり抽象的な表現になりますが、スライスが出る方にフラットなライ角、もしくはフラットに見えるドライバーを渡すと、極端にヘッドをこじってヒッカケとスライスを交互に打つようになってしまいます。
理由としては、視覚直感的に重心距離が長く、フェースが返りにくいように感じるとことが考えられます。

「返りにくいクラブだ!」と感じることで、スイングを崩してでも手首を捻じってフェースを返そうとする為、安定せず右へ左への状態に陥ってしまいます。
フッカーの方にも同じことが言えます。
アップライトに感じるクラブでは、「ヘッドが返ってしまいそう」に思うだけで、右へ打出す意識が強くなり、プッシュアウトとフック・チーピンが交互に出る状態になってしまいます。

ドライバーのライ角で、もう一つ重要視したいのが、打点位置です。
アップライトなイメージのクラブでは、ヒール寄りに。

フラットなクラブでは、トゥ寄りに打点が集まる傾向があります。

最近の角度調整クラブで、ロフト・フェイスアングルと打球点が、微調整できると考えてテストをしていくと、良い結果に結びつきそうです。

※注意:今回、ブリヂストンさんのJ815で測定の様子をお伝えしましたが、たまたま新商品としてサンプルが届き測定をしていた為、使用することになりました。
J815が極端なライ角の影響を謳った商品ということではありません。

◆プロギアのアドレスライライ角についての記事はコチラ⇒「構えやすい!」の提案。ゴルフクラブに新たなアングル

◆ブリヂストンJ815のメーカーページはコチラ⇒『ブリヂストン J815ドライバー』
◆角度調整機能付きドライバーの特集ページはコチラ⇒『カチャカチャドライバー特集』

 

 



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