中国のゴルフクラブ工場視察中です。


アメリカでのPGAショー出張から帰って間もないですが、
台北経由で中国のゴルフクラブ製造会社を訪問しに行ってきます。
テーラーメイド始め、アメリカのメーカーのみならず、世界のゴルフクラブはかなりの割合で、どこかしらの部分を中国で作っていると言っても過言ではありません。

ミズノさんの養老工場、藤本技工さんの研磨工場を何度か見学や研磨などを体験しています。
その体験により、軟鉄の鍛造アイアン・ウェッジの製造工程を大まかではありますが、把握できています。
クラブヘッドが、どの順番で製造されるのか、どこでどんな処理が必要なのかを知っていることで、出来ること出来ないことを考えながら、お客様にとって理想の形を職人さんに提案できています。しかし、チタンヘッドのドライバーの製造工程やキャディバッグの製造などは、なかなか間近で見る機会がありません。

製造される過程のうち、どんな順番で形作られていくのか、どこで性能の差が出ているのかを多少なりとも理解することが出来れば、クラブをお客様に届ける側から伝えられる要望が、ドライバーやFW・UTでも現実になるのではないかと考えています。

20150201-083638.jpg

広東省の工業団地から視察です。
各メーカーさんの下請け工場などですので、新商品の秘密保持のため、工場内の撮影が認められないかもしれませんが、許される限りお伝え出来ればと思います。

視察の予定はこのような感じです。

1日目 福岡空港出発 台北経由で中国入り

2日目 工場視察(キャディバッグ工場・鍛造工場)

3日目 工場視察(PVD金属表面処理・シャフト・グリップ・仕上げ工場等)

4日目 キャディバッグ工場

5日目 工場視察(アイアンバッチ工場・チタン工場・金型工場・グリップ工場・CNC工場)

 

20150201-083747.jpg

グリップ工場の様子です。

よく知る、あのメーカさんの意外な新作を生産中でした。
もうすぐ中国は旧正月に入ると言うこともあり、50%ぐらいの稼動状況でした。

原料の混ぜ合わせから、着色やコード入りグリップのコード部分のとじ込み、成形から仕上げまでを説明を受けながら見ていきました。20150202-005854.jpg

この写真で分かる方は、意外と多いのではないかと思います。
ラバーグリップで世界第3位の生産数を誇るCHAUCER(チャウサー)グリップさんです。

社長さんから直々に疑問に思った部分を、実際の金型などを使用して説明してもらいました。
従来の製法に加え、マーブル模様のグリップの生産を可能にしたインジェクション法も、作業工程を見せていただきました。

グリップの口径の違いの生み出し方や、バックラインの金型など、製法を知るとこれまでの知識がつながりスッキリしました。

20150201-083801.jpg

グリップ工場の仕上げ工程の様子です。

製造時に出るバリや、ロゴなどに入れられる塗料のはみ出た部分を削っています。
最近軽量のクラブに用いられている40gを切る、超軽量グリップの素材特徴を、実際の金型を見せていただきながら、重さと戦う製造現場を体感できました。

ゴムに多くの発泡剤を混ぜる超軽量グリップは、製造時の収縮率の違いにより、収縮を考えた金型に細かく調整が加えられているとの事でした。

「このグリップの形で軽いものがあれば良いのに」という考えだけで、簡単に作れ無いことを改めて実感しました。
20150203-081123.jpg

違う工場ですが、写真のコルクを使った新しい技術のグリップにも出会いました。
PGAショーにも出品されていたようです。
コルクの厚み、他のサイズへの流用、耐久性など、直に質問して新たな技術が製造の現場で日々生み出されていることに、感動した1つです。

キャディバッグやクラブヘッドの工場は、遠目でも商品が写ってしまうと秘密保持が出来ないため、撮影は出来ませんでした。

ドライバーヘッドの製造方法の種類や、4ピースの鍛造ヘッドの組み立て順など、国内ではなかなか実物を見るのは難しい工程を、見せていただきました。
各工場で、2月の東京で開かれるジャパンゴルフフェアでサンプル陳列される予定の商品や、3月発売予定の商品などが急ピッチで製造されていました。

今後、自分に合うクラブを出来上がったモノの中から選ぶ事に加え、自分に合ったクラブを作ると言う選択肢が、ますます増やせていけるよう、お客様と試行錯誤していきたいです。
さて、次の工場へ視察へ行ってきます。

◆ジャパンゴルフフェアの公式HPはコチラ⇒『ジャパンゴルフフェア2015』

◆超軽量グリップも使用 軽量ドライバーはコチラ⇒『軽量ドライバーで飛距離UP特集』



ブログランキング
スポーツ
ブログ王へ