ゴルフクラブのバランスは、もう旧い?


ゴルフクラブのスイングバランスは、もう旧い?

スイングバランスとは、クラブやカタログに書いてあるD0とかD3などの記号です。
非常に重視されている方もいれば、参考程度であまりこだわらない方もいます。

スイングバランスって何?

スイングバランスとは、ゴルフクラブのヘッドの利き具合を示す記号です。
スイングやワッグル時にヘッドの重量感をどれだけ感じやすいかを示す数値です。

バランスが軽い方(ヘッド側が軽い)からA→B→C→D→Eといったアルファベットで分けられており、
更に、各アルファベットの中をバランスが軽い方から0~9の10段階に分けられています。
ex:「ヘッド側が軽いC7→C8→C9→D0→D1→D2ヘッド側が重い」というように表記されます。

D0からD1と数字が変わる幅を1ポイントと呼びます。
記号がD0→D5というように記号が大きくなるゴルフクラブほど、ヘッドの重量感を感じ易いクラブといえます。
B0やC2のように記号の小さいクラブを「バランスが軽い」と表現し、ヘッドの重量感を感じ難いクラブということになります。

ゴルフクラブのバランスの測定も、過去にはクラブの長さの測り方同様に複数の測定方法が存在しましたが、
現在ではグリップエンドから14インチの場所を支点にして、ヘッド側がどれだけ重いかを測定する
「14インチバランス測定法」が主流となっています。

これは1990年に日本ゴルフ協会からの提案によるもので、長いゴルフの歴史の中では極々最近のことです。

ちなみに計算式は、
重心から支点(グリップエンドから14インチ)までの長さ×クラブの重さ=インチ×オンス
この数値が213.5になった時にD0と定め、数値が1.75変化するごとに1ポイントとする仕組みになっています。
バランスの大元はこの数値なのですが、より分かりやすくする為に
アルファベットと数字からなる記号による目盛を振って今の表記になっています。

状態の変化   バランス 変化量の目安
シャフトが重くなる 重くなる   約2g重くなる場合、1ポイント程度重くなる。ex:D0→「D1程度」
シャフトが重くなる 重くなる  約10g重くなる場合、1ポイント程度重くなる。シャフトのバランスポイントが同じ場合
グリップが重くなる 軽くなる  約5g重くなる場合、1ポイント程度軽くなる。ex:D0→「C9程度」
シャフトが長くなる 重くなる 1インチ長くなる場合、約6ポイントほど重くなる。ex:D0→「D6程度」
スイングバランスは、「ヘッドの利き具合」の目安に過ぎず、
ゴルフクラブの「振りやすさ」の目安ではありません。
ex:スイングバランスD1のダイナミックゴールドの装着された重たいアイアンと、
同じバランスD1のシニア向けの軽いカーボンシャフトのアイアンとを比較した場合。
スイングスピードが平均以下の方がスイングしたとして、スイングバランスが共に D1 であったとしても、
重いシャフトが装着されたアイアンの方が振り難く、軽いカーボンシャフトが装着されたアイアンの方が振りやすいはずです。
↑の例から考えて分かるように、同じバランスのクラブは同じ振りやすさではありません。
ゴルフクラブの振りやすさをやヘッドの利き具合は、クラブ重量(シャフトやグリップなどのパーツ重量)や
長さが異なるゴルフクラブをイングバランスで比較することは出来ないということです。
未だにシャフトの重量が異なる新しいクラブを購入する際に、スイングバランスを重要視している風潮がありますが、
ウッドまでスチールシャフトでシャフトやグリップ、長さの選択の余地が無かった昔であればいざし知らず、
シャフトがドライバーで30g~90g、アイアンで40g~130gまで種類がある今、
「スイングバランスで比較することは不可能」です。
メーカーも十分そのことを分かっていますが、消費者の意識が付いて来れない為に、止める事が出来ない状態です。

スイングバランスって意味があるの?

次回は意味について紹介したいと思います。

baransa



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