クラブセットの同じ振り心地を目指して。重さ・硬さ・クラブMOIの話


アトミックゴルフでサポートさせていただいている、女子プロのクラブセットの状態を分析してみました。

元気一杯で、素敵なキャラクターの彼女です!⇒『カンボジアの女子プロゴルファー チャン リナ選手』

chanlina DW

今、2016年のブラジル リオダジャネイロのオリンピック代表先行の試合に向けて、奮闘している選手です。
契約のクラブを選手に合わせるサポートをさせていただいています。

練習量が多いプロ選手でも、自分と・セットの他のクラブと、バランスが悪くあまりにも並びがかけ離れたクラブは、大きなミスを生んでしまう元にもなります。
反対に、上手く自分のスタイルや体力・セットのその他のクラブと並びやバランスの良いクラブであれば、練習の効果は前者と大きく差が出てきます。

自分の使っているクラブが、自分に合っているのか?

自分に合っているということと、数値が揃っているということは、近いようで異なります。
組み立てのスペックと共に、彼女にも分かりやすいグラフを添付して送付しています。
20150313-214727.jpg

組み立て加工表には、それぞれのパーツの重さやフレックスなどを記載しています。

グラフにしているのは、クラブの重さの流れ(クラブ重量のフロー)・手元からのシャフトの硬さの流れ(振動数のフロー)・クラブの振りやすさ(クラブMOI)です。

アベレージゴルファーではなかなか無いことですが、プロは契約でエースドライバーが調子の良し悪しに関わらず替えなければならない事があります。

画像の右側に、グラフがおかしな折れ方をしている部分がちょうどその部分になります。
これまでのエースドライバーと、新たな契約のドライバー。
元々、ドライバーの飛距離で悩む彼女は、「ドライバーをしっかり振る!」というスタイルでトレーニングを行っています。
そのため、セット内のクラブと比べてドライバーの重量・クラブMOIともに、重たく設定してあります。

実際にスイングしてのフィーリングと一致しているかを聞き取りしながら、振り心地などを合わせていく目安となります。

 

自分のスタイルや、振ったフィーリングと合ったクラブが多くなればなるほど、練習も効果的に行え、結果スコアにも反映されてきます。

バッグの中に、「このクラブは何故かよく当たる。」という相性の良いクラブから、マイクラブを選んで、または調整していくと近道です

また、数値をそろえることよりも自分のスタイルに合わせていくことの方が、本来の形です。

上級者の方のクラブセットを測定させていただくと、揃えていなくても、あまり大きくかけ離れた数値のクラブが少ない状況です。

自分のスタイルに合わせていった結果数値が近くで揃ったということです。

自分のスタイルを知って、今のマイクラブの数値と実際の状況とを重ねて見ていくことが大切です。

「スイングバランスが全部揃っていないとおかしい!」

スイングバランスに異常にこだわられる方はまだまだ多いですが、長いクラブはしっかりと振って短いクラブはそれなりに力を抜いて振るというスタイルの方には、それも良いと思います。

アイアンセットは特に同じリズム・力感でスイングしようと考えておられることがほとんどで、おそらくクラブの長さによって力加減を考えて振るというように考えておられる方は、ほぼ皆無に等しいでしょう。

「メーカーの同じシリーズの、同じモデルでそろえているから間違いない!」

クラブの設計が、誰か知らない人に合わせて作られている事を知って、もっと自分に合わせていくことが重要視されると良いのですが。

スイングバランスに縛られて、クラブを製造しているメーカーがほとんどですので、「スイングバランスが揃っていないと・・・・」の方と同じようになっているのが実際のところです。

 

鉛を貼ったり、短く持つのも良いと思います。

自分なりの調整をしながら、マイクラブを使って自分のスタイルに合う、「クラブの状態」を見つけていきましょう。

 

施設の引越しなどで、更新が滞ってしまいましたが、ようやく落ち着いてきましたので、新しい設備を入れつつ、少しずつお伝えしていければと思っています。

 



ブログランキング
スポーツ
ブログ王へ